ボイスオーバー 解説

大型案件の功罪

ひろ
ひろ
こんにちわ、ひろです。

専業でボイスオーバーアーティストを生業にしています。

まずボイスオーバーってなに?という人はこちら。

要するに、「声優・ナレーションをはじめとする宅録で行う声のお仕事全般」を指します。

専業1年目にしてボイスオーバーで月収100万円を達成した経験を元に、

声を仕事にしてみたい、副業を作りたいという人、

TV・アニメで活躍する声優やナレーターを目指しているという方へも、

有益な情報をお届けしたいと思っています。

たまにやってくる大型案件

2年弱くらいのボイスオーバーを専業でやっています。

ある程度稼げるようになってきた背景には、コンスタントなそこそこの継続案件と、たまに来る大型案件に支えられているといっても過言ではありません。

継続案件というのは、youtubeのような形で、アップロードも継続的にやっていくから、ボイスオーバーの納品も定期的になり、大体のスパンが固まってくるので、スケジュール感やリソースの埋まり感が大体掴めてきます。

対して大型案件。こちらは一本のゲームのキャラクターのセリフをまるっと録ってください、だとか、長めのe-learning案件をお願いしますという形で振られます。もちろん相応の納期を取ってくれたり相談が可能だったりしますが、目に前に5,600文字がちょくちょくくるというのと、10万文字をまるっと抱えて進めていくというのは、なかなか重みが違ったりします。

やっぱり、ある程度コンスタンスに仕事が来るようになると、仕事を取りにいくというよりは、きたものをこなしていって、抱えているものが全部無くなるというのがやりがいや達成感の一部になってきたりするのですが

こと大型案件は常に残りを抱えたまま進めていくので、なんか便秘が残ったもやもや感が常にありながら生活していくということになります。

それが少し大変な部分ですが、

その分明確になった報酬としてはかなり大きいので、その月の売り上げについての安心感はとても大きいものがあったりしますので、暇な時の大型案件は非常にありがたい存在でもあります。

その上で少し注意して期待のが、修正。

大きな案件であればあるほど、こちらのミスも増えてきたりとか、向こう側の関わっている人数も多かったりしたときに、スクリプトのアップデートが入ったから、向こうの指定されたところを修正してほしい、というような形で、大量の修正が発生したりします。

もちろん向こう都合の修正の場合は修正料金が出たり、出なかったら請求して大丈夫とは思いますが、

すでに先の仕事を引き受けた手前、完成まで付き合わなければならないわけなのですが、
相談があって、自分のリソースと相談して引き受けた大型案件とは違って、向こうの都合で勝手なタイミングで修正出たから直して、納期はこの日までに、というような事があるわけです。

なので大型案件ほど、自身のミスは極力少なくなるように努めておく事が大事です。

編集やノイズ処理などと兼ね合わせてでもいいので、原稿の読みと間違っていないかのチェックを複数回挟むとか、固有名詞はきっちり問い合わせておくなど、修正を減らすということ。

それから、自分の音声が完璧でもアップデートが入る事もあります。だからこそ、終わったファイルを適当にしておかず、わかりやすいフォルダ名にしてその中に修正が来た時に使用するファイルをさっと出せるように自分の中で整理しておくということも大事です。

忘れた頃に修正依頼が来て、どのファイルとスクリプトだったっけ?と探す事がなかなかの手間になることも多いからです。

大型案件納品後の修正、アップデートは来るものとしておき、その後にスケジュールをパンパンにしすぎると、どこかで詰んでしまう事になることもあります。

そういった対応ができないという事で逃してしまうクライアントもあるかもしれないので、よくよく構えておく事が大切です。

ということで、自分への戒めを込めて残しておきます。泣

なんとか納期希望には添えていますが、よりファイル整理が整っていればストレス無く対応できたのになーと思うことは多々あります。

修正は来る前提で整理しておくべし。

これを肝に、習慣づけしていきましょうね。

ではでは。